英会話・初心者の独学におすすめの本はズバリ! 森沢洋介著「瞬間英作文」シリーズ です。
ただし、初心者でも英語の基礎を思い出してからですよ。
中学英語の文法を理解して(ぼんやり理解でも大丈夫・・)、
理解した英文法を使って英文をひたすら作っていきます。
日本語を見て瞬時に英語で言っていく練習をしていきます。
声に出して言っていくのです。
この本には「英作文回路を作る」って書いてあります。
瞬時に英文を作っていく練習を数多くしていくので、
英語脳になっていく手ごたえがあります。
とにかく、スピーディーに沢山の英文を作って声に出していくのです。
難しい単語が出てこないので脳がスットプしません。
英語の型に慣れていく感覚が英語脳になっていく理由だと思います。
この記事では、英語脳になれるおすすめの本・森沢洋介著「瞬間英作文」シリーズを紹介していきますね。
瞬間英作文!
「瞬間英作文」は中学で習った文型で簡単な英文を瞬時に数多く声に出して作るものです。
「瞬間英作文」の「はじめに」には、こう書かれています。
外国語の習得には2つの面があります。文法や語彙など未知のことを覚え知識を広げていく学習的側面と、学習で獲得した知識を、知識で終わらせず自在に使いこなせるようにするトレーニングとしての側面です。つまり「よくわかっていること」を「できること」に変えていくことです。 森沢洋介著 どんどん話すための瞬間英作文トレーニング より
会話をする時は、日本語や英語にかかわらず瞬時に文を組み立てて話しをしていきますよね。
この「瞬間英作文」シリーズは見開きになっていて、
左ページには日本語があり、右ページに英文が書かれています。
左ページの日本語を見て瞬時に英文を作っていきます。
「ウ~ン・・」って考えて、10秒ほどで英文が出てこなかったら
すぐ、(スピードが大切!)
右ページの答えの英文を見て「なるほど!」って納得する・・この納得することが大切ですよ!。
スピードが大切なので、瞬時に英文を言って、
答えを見ると冠詞が抜けていたり助動詞が間違っていたりします。
ゆっくり考えると分かる英文でも瞬時だと間違っちゃうな・・と気が付きますよ。
「あっそうか・・」って修正していきます。
スピードが大切!・・このことは、本の中でも繰り返し書かれています。
そして、量が大切。
ひとりでコツコツとトレーニングしても眠くなったりしませんよ。
スピード感があるのでボ~となっているヒマがありません。
英語脳に切り替わっていきます。
難しい語彙は出てきませんからどんどんと進んでいけます。
簡単!って思いながらも間違いますのよ。
例えば、
どちらの車があなたのですか?→ → → 「Which is your car ?」って言っちゃったり・・
「Which car is yours ?」ですよね。
ボ~っとしてられません!
ステージ進行!
「瞬間英作文トレーニング」は、3つのステージがあって①、②、③と順序よく進んでいきます。
①「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」
↓
②「スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング」
↓
③「バンバン話すための瞬間英作文基本動詞トレーニング」
各ステージでは目標がありますよ。
それぞれ紹介していきますね。
第1ステージ
第1ステージが「どんどん話すための瞬間英作文」です。
英作文回路の基礎を作っていきます。
なんでもそうですが基礎が一番大切になりますよね。
中学レベルの文型を正確にスピーディーに英文を作っていくステージです。
パート3あたりになると日本語の意図を考えて英文を組み立てていかなければ・・と感じました。
とたんにスピードが遅くなり「あ、そうか・・!」が多くなりました。
パート3を瞬時に言えるようになれば日常会話は大丈夫になるのでは・・と思いますね。
◆パート1が中学1年レベル・・ここらは楽しいですよ。01番から23番まであります。
◆パート2が中学2年レベル・・「過去形」から始まって「受け身」までの01番から34番まであります。
◆パート3が中学3年レベル・・「Ifなどの従属節を作る接続詞」から始まって「関係副詞」の01番から22番まであります。
01番には10個の問題があります。
それぞれの番に10個の問題があるということです。
だから、パート1だけでも230個の英文を作るということになります。
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もっと詳しく「どんどん話すための瞬間英作文」はこちらの記事で紹介していますよ。
第2ステージ
第2ステージが「スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング」です。
英作文回路の完成を目指すので第1ステージの応用編です。
中学レベルの文型をばらばらの順番になったり、複数の文型が結合した形で英作文を作っていきます。
まさしくシャッフルしていきます。
◆パート1が文型シャッフルトレーニング、中学1・2・3年・・01から50まであります。
◆パート2が文型コンビネーショントレーニング中学1・2年・・01から20まであります。
◆パート3が文型コンビネーショントレーニング中学1・2・3年+α・・01から30まであります。
因みに、パート3の「30の10番目」の日本語は、
「自分の部屋で2時間仕事をしていた夫が居間に入ってきたとき、彼女はコーヒーを入れて欲しいかと訊いた」
スラスラと言えたら充分じゃあない?
私は充分でございます!
頑張って口に慣らしていきますよ。
この本には、「声にだして口に落ち着けていく」と表現されています。
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「スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング」の詳しい記事はこちらにあります。
第3ステージ
第3ステージが「バンバン話すための瞬間英作文基本動詞トレーニング」です。
最終段階に入り、今までの英作文回路を使って表現の幅を広げていくステージです。
中学文型の枠を外して、あらゆる文型や表現を習得していくステージ。
日本語でもそうですが、「ことば」の表現や語彙の幅を広げていく学習は生涯続けていくものですよね。
表現や語彙の豊かさはその人の読書量や教養によって変わってきます。
第3ステージが終わってからが英語の勉強の始まりと捉えるべきかもしれません。
まだまだ、これからですよ。
終わりがないから楽しいと言えるし、やりがいがあるとも言えますね。
何歳になってもやりたいことがある・・というのは若さの秘訣!脳も活性化するでしょう。
◆基本動詞の解説から始まります。基本動詞14個の説明と前置詞と組み合わせて使う表現を解説しています。
この14個の表現を知るだけで日常会話は充分だと思いますね。
◆瞬間英作文トレーニングで、14個の基本動詞のバリエーションも使い01番から80番まであります。
基本動詞getやhaveなどよく使われて便利な動詞ですよね。
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「バンバン話すための瞬間英作文基本動詞トレーニング」の詳しい記事はこちらにあります。
やりかたが大切!
英語の勉強っていうと、テストの時のように覚えるまで何回も書いたりゴリゴリに暗記していった経験があります。
脳がパンパンになった~!・・みたいな感じでフィニッシュ。
そして、
次の日には全部忘れている・・っていう残念な結果に終わったことがしばしば・・!
基本の基本がスラスラ言えないのに難しい表現を覚えようとしていたんだ・・と気がつくことができました。
簡単な英文を自分で作ってどんどん話していく練習をしてこなかったナ・・とつくづく実感していますよ。
やり方が大切なのです。
サイクル回し!
英語で会話を楽しむためには、自然に話すペースで瞬間に英作文が口から出るように練習しなければなりません。
スピードと英語を滑らかに話す練習には「サイクル法」が大切だということです。
「サイクル法」とは、「何度も繰り返す」こと。
自分の電話番号や友達の名前などのように長期記憶させていく方法です。
先ほどの、テストの時の覚え方は短期記憶・中期記憶では話せるようにはならないのだそう。
だから、忘れてしまっていたのね。
何回も繰り返し・繰り返し、声に出して言って慣れていきます。
各ステージのパート1が大丈夫になったらパート2に進む。
パートごとに完成していきますよ。
日本文を見たら瞬間に英文を声に出して練習をしていきます。
セグメント分割!
とはいえ、なかなか量が多いです。
なので、
「セグメント分割」をして練習をしていけば良いのです。
各パートを小分けして、本には3~5つのセグメント分割するのが良いと書かれています。
例えば、
ステージ1の「どんどん話すための瞬間英作文」では、
パート1が01~23番までありますから4分割すると、
英文が50例ありますね。
頭の回転を良くしてどんどん話していきます。
その日の調子で自由にどんどん話していきましょう。
トレーニングの手順!
サイクル法でのトレーニングは今迄のやり方とはすり込み方が違うと感じています。
今までの練習の仕方は甘かったです。
第1サイクル!
◆①左の日本文を見て自分で英文を声に出す。
英文を出すまでは10秒以下。
分からなかったらすぐ右の英文を見ます。
◆②右の英文を見て答え合わせをする。
間違っていたら「なるほど・・」って納得をする。
納得できないと感じたら英文法の基礎をしっかりやり直すことが大切ですよ。
瞬間英作文トレーニングは、頭では分かっている英語を使えるようにするトレーニングなのです。
ここはポイントです。
なので、
冒頭にお伝えしたとおり、初心者でも中学英語を理解してからの勉強方法です。
◆③英文を口に落ち着ける。
英会話を自分のものにするためには「口に落ち着ける」ことがとっても大切。
一番大切なステップです。
やり方は、
英文を見ながら意味を理解しながら声に出して音読する。
次は
英文を見ないでシチュエーションを想像しながら声に出す。
舌に覚え込ませる感じですね。
◆④英作文の流し。
仕上げに、日本文を見て瞬間に英文を声に出していきます。
流れるように瞬間英作文が連続してできるようになっているかを確認します。
言いにくいフレーズなどがあったら補強練習をしていきますよ。
第2サイクル以降!
第1サイクルが終わったら次は第2サイクル。
第1サイクルの最後④からスタートしていきます。
第2サイクル以降は同じステップで進んでいきますよ。
◆①英作文の流し。
第1サイクルで最後の④ステップを最初にやっていきます。
どれくらいできるかの確認をします。
◆②英文を口に落ち着ける。
英文を見ながら数回音読をして馴染んだら、
今度は見ないで暗唱します。第1サイクルの③です。
意味を理解してシチュエーションを想像しながら声に出していきます。
◆熟成サイクル回し。
第2サイクル以降「英作文の流し」と「英文を口に落ち着ける」ことを繰り返していくと、
英文のすり込みが進んでいきます。
このサイクル回しを続けていくと、
サラリと「英作文の流し」ができるようになっていきますが、
ここでサイクル回しを止めないで4~5回の繰り返しが大切になります。
長期記憶をさせるためです。
これが「熟成サイクル回し」です。
多分ここらでサクっとサイクル回しを止めてしまいそうですが「長期記憶」にフォーカスしましょう。
忘れてしまう原因はここにありそうですね。
サイクル回しを徹底して繰り返す「熟成サイクル回し」は大切です。
各セグメントの熟成サイクル回しが終わったら次のセグメントに移り、
第1サイクルから第2サイクルへと進み繰り返していきます。
パート全体の英作文が流れるように、立て板に水のごとくできるようになったら
パートの終了。
次のパートに進んでいくのです。
まとめ
英会話の独学におすすめの本を紹介しました。
英会話は瞬間に英文を作って話すことが要求されます。
この本を知ることによって今までの練習方法が生ぬるかった・・って感じています。
最初の「どんどん話すための瞬間英作文」の後半でもつっかえているのですから・・
私みたいに文法は基礎を理解できているから大丈夫じゃない?・・って
軽く考えてやってみて「うわっ!ダメじゃん・・」ってならないように、
先ずはトライしてみてください。
英語脳になっていきますから・・。